コンサルテーション
事例についてのセカンドオピニオン
トラウマを抱えた人と深く関わるとき、援助者は、声が出なくなる、頭が真っ白になる、無力感や怒りに襲われるといった反応に揺さぶられることがあります。私は、こうした反応を、クライエントの言葉にならない“声”が援助者に届いた結果だと考えています。
けれども、その体験に一人で意味を見出すのは容易ではありません。コンサルテーションは、援助者に届いているその“声”に、もうひとつの視点を加えて輪郭を与え、意味を見出していく場です。
クライエントのことをいちばんよく知っているのは、日々関わっている援助者ご自身です。私が正解を示すのではなく、すでに感じ取っていながら言葉になっていないことに、一緒に目を向けます。上下関係ではない水平的な関係のなかで率直に話し合い、話し合いのなかで私自身に生じる感覚も、理解の手がかりとして用います。グループで実践してきたワークディスカッションの考え方を、一対一の場に置いたものです。
話し合いのなかで、これまで考えずにいられた痛みや怒りに触れることもあります。それは失敗ではなく、自分の体験として受け止め直す過程の始まりだと考えています。
たとえば、次のような場面でご利用いただけます
- 援助が行き詰まっている、あるいは同じところを回っている感じがある
- 事例に強い感情が動き、落ち着いて考えにくくなっている
- トラウマが関わる事例で、自分がどう関わればよいのか見えなくなっている
- 判断に迷っていて、別の視点から確かめておきたい
心理職をはじめ、福祉・医療・教育・司法などの対人援助職の方が対象です。構造化された心理療法の事例に限らず、生活場面での関わりや保護者への支援などの事例も扱います。1回のみのご相談も、継続的なご相談も可能です。
「まずは相談だけ」というお問い合わせでも構いません。ご自身のクライエントや事例について考えたいという動機があれば、お申し込みには十分です。
お申し込みから開始までの流れ
- お問い合わせフォームからご連絡ください。1週間以内にご返信します。1週間を過ぎても返信がない場合は、お手数ですが、もう一度お問い合わせください。
- 初回では、自己紹介の後、ご相談の内容と目的を明確化し、お役に立てそうかどうかを一緒に検討します。日時や頻度などの取り決めも、この回で行います。
- 2回目以降の継続相談で、ご依頼の内容を詳しく検討していきます。
初回の検討の結果、私がお引き受けするよりも適した方法があると考えた場合には、その理由とともにご提案することがあります。
方法・料金
| 方法 | オンライン(Zoom) 対面をご希望の場合はご相談ください(場所を検討してご提案します)。 |
|---|---|
| 時間 | 1回50分 |
| 料金(1回) | 大学院生〜経験3年目の方:3,000円 経験4年目以降の方:5,000円 |
お引き受けできる件数には限りがあります。時期によっては、開始までお待ちいただくことがあります。